プロジェクト
「驚異」
幅広い用途に使え、紛れもない風味と2,000年以上の歴史を持つペコリーノ・ロマーノは、国内外の市場で最も人気のあるDOPチーズの1つです。
ペコリーノ・ロマーノDOPチーズ保護協会が推進し、EU規則1144/2014に基づき欧州連合の資金提供を受けているこの「驚異」プロジェクトは、日本におけるヨーロッパの農産物に関する情報普及とプロモーション活動を継続するものです。その対象となる製品はペコリーノ・ロマーノDOPであり、2020年に開始された本プロジェクト第1弾は、2023年成功裏に完結しています。
今回新たに更新された「驚異」プロジェクトは、2024年2月1日に開始され、2027年1月31日に終了します。
品質認証
ペコリーノ・ロマーノDOPは、1951年のストレーザ条約から1955年の原産地呼称統制、1996年の原産地呼称保護まで、国内外で認知された最初のイタリア産チーズの1つです。
したがって、1996年以来、同協会はDOPの共同体商標を保有し、ペコリーノ・ロマーノの生産と販売の保護と監督、イタリア国内外での呼称の保護、製品の消費量の増加と品質向上に取り組んでいます。
あらゆる形のペコリーノ・ロマーノDOPには、ブランド(ひし形の中に様式化された羊の頭)、「Pecorino Romano」という名称、個々の生産者を特定できる記号、チーズの製造年(文字:A – B – C – Dで表示)、製造月(0から9までの数字で表示)が側面の外皮に刻印されています。
原産地呼称保護
製品がDOPの認証を受けるには、定められた厳格な生産ルールを厳守し、生産、加工、処理のすべての段階が特定の地理的エリア内で行われなければなりません。したがって、複数の自然要因(原材料、生産地など)と人的要因(生産および加工技術)を考慮して、生産サイクル全体に関して保証されたDOP製品は、指定された地理的エリアの外では再現できない、まさしく模倣不可能な「唯一無二」の製品なのです。
飼育システムから製品のパッケージングやマーケティングまで、ヨーロッパの品質認証を得るためには、DOP製品生産ルールのすべての規則を厳守する必要があります。