品質認証

ペコリーノ・ロマーノDOPは、1951年のストレーザ協定から1955年のDOC法制定、1996年のDOP認定取得まで、イタリア国内認証だけでなく国際認証を取得した最初のイタリア産チーズのひとつでした。
これにより、ペコリーノ・ロマーノDOPチーズ保護協会は1996年以来EUのDOP認証マークを保持しています。ペコリーノ・ロマーノの生産と販売を保護し、イタリア国内のみならず世界各国においてペコリーノ・ロマーノDOPという呼称が正しく使用されているかを監督しています。これらの活動によって消費の拡大と品質の向上に取り組んでいます。
すべてのペコリーノ・ロマーノDOPはその表皮にブランドロゴ(羊の頭が付いた菱形のマーク)と「PECORINO ROMANO」という呼称が刻印されています。生産者と製造年月もアルファベットや数字で表記・刻印されています。

原産地呼称保護

製品がDOPとして認証されるためには、すべての製造、加工、および仕上げが一定の地域内で行われ、定められた厳密な生産規定を遵守する必要があります。DOP製品は、自然的要因(原材料、生産地域など)と人的要因(生産および加工技術)から成る製造全体が保護されており、定められたその地域以外では作ることのできないことを意味しています。
したがって、DOP製品であることは真に比類のない、他の地域等で再現不可能な製品であることを証明しています。

つまり、DOP認証を得るためには、家畜の飼育から製品のパッケージングやマーケティングにいたるまで、 DOP生産規則は遵守されなければなりません。